ふくろうのこと

静岡県島田市菊川 金谷町 東海道 金谷宿 島田宿 石畳 お茶の郷 茶畑 誠一庵 大井川鉄道 旧東海道 さんぽ茶屋 夜泣き石 菊川 里山アート紀行 JR金谷駅 SL 蒸気機関車 大井川 牧の原公園 菊川の里 菊石 菊川 ふるさとの里山を愛する会 すべらず地蔵 ごりやく街道 棚田 ウォーキング 静岡空港 新東名 東名高速道路 国道一号線 

ふくろうおじさんの独り言

ふくろうのこと

ふくろうとの出会いはいつの日か記憶にありません。
なぜかと言うと物心つく前から家の近くにいたからで
す。下の写真が、そのふくろう(あおばずく)です。
毎年、春に来て「ほーほー」と鳴いているのをよく耳
にしました。新緑の頃にはヒナたちが、写真のように
巣立ちの時期を待っていました。風の強い日にふくろ
うの子が、木から落ちていたのを見つけ、弟と二人で
戻してやったような覚えがあります。

あおばずく.jpg




この仕事をはじめてから、デザインをまわ
りの自然に求める様になると当然のように
ふくろうが出てきたのです。その作品のお
かげで今までに多くの人たちと出会うこと
が出来、またこれからも出会うでしょう。


IMG_1718.JPG

今、なぜ「ふくろう」なのか?

今「ふくろう」は縁起が良いともてはやされひとつのブームになっています。
ふくろうグッズや工芸品に人気が集まっていて、それらのコレクターも急激に増えています。
それではなぜ今「ふくろう」なのか?私なりに考えてみました。
昔から「ふくろう」は学問の神様、知恵の神様と言われディズニーの映画にも「ふくろうおじさん」が登場、 森の知恵袋として尊敬されています。以前より学者やお医者に隠れファンが多いのもこのためではないでしょうか。また、家の守り神とも言われます。これは、「ふくろう」が小動物(ネズミやイタチ)餌としているため、家の近くに「ふくろう」が住みつくと農作物に被害を及ぼすそれらの害獣が近寄らなくなるため、農家の人たちにとってはありがたい鳥であったようです。
昼間はあまり動かなく、人目につくことが少ない、夜になると鳴き声だけが聞こえる。 そんな「ふくろう」を昔の人たちは不思議な神秘的な鳥だと思ったのではないのでしょうか。アイヌの人たちはその「ふくろう」(特に北海道に生息している「しまふくろう」)を神の化身、神の使者として崇めていたのです。
しかし、今のブームはもっと単純に「ふくろう」即ち「福来郎」福が来る。「不苦労」苦労知らず「福籠」福がたまる、など語呂合わせで喜ばれているのです。また、よく首が回るので借金取りが来ない、目が良く1キロ先の獲物も見えるので見通しが利くといわれ「商売繁盛」の縁起のよい鳥とされています。大きな目をして睨みをきかせ、夜活動することから「防犯、泥棒除け・災難除け」にもなると言われています。
でも、私なりに考えた「ふくろう」は他の鳥や動物と違い、体が起きていて目が大きく、人間に近い感じの鳥ではないでしょうか。そんな「ふくろう」に自分自身を投影し親近感を覚えるのでしょう。
そんな「ふくろう」に魅せられた人たちは「幸福」が舞い込んで来るようにと玄関先に「ふくろう」の置物を置いて楽しんでいるのです。
このように根強いファンが多い「ふくろう」は一時のブームではなく、古来からある「招き猫」や「だるま」などと同じような縁起物として定着した物になって来つつあると思います。            

2004.8 土屋誠一・記